検査概要

ノロウイルス検査

ノロウイルスは少量のウイルスだけでも感染してしまうこともあり、感染力が非常に高いウイルスです。腸内細菌検査同様にウイルスを体内に保有しても症状が出ない方もいらっしゃいます。特に冬場に流行する為、大量調理施設衛生管理マニュアルでも10~3月の間は定期的な実施が推奨されております。弊社ではリアルタイムPCR法を採用しており、同マニュアルにも対応した高感度の遺伝子検査方法となります。

ノロウイルスとは

ノロウイルスは感染力が高く、少量のウイルスでも発症し、集団食中毒の発生を引き起こしやすいウイルスです。
ノロウイルスが原因で起こる感染性胃腸炎は1年を通して発生しますが、特に冬場(11~2月)に流行します。
主に手指や食品などを介して口から感染し、ヒトの腸管で増殖し、24~48時間で発症します。
主な症状として腹痛、下痢、おう吐で、多くの人は数日の間に自然と回復しますが、子どもやお年寄りなどでは重症化し、脱水症状や、おう吐物を誤って軌道に詰まらせて死亡することがあります。
感染しても症状がでない人や、軽い風邪のような症状で済む人もいますが、症状が出ていなくてもふん便やおう吐物にウイルスを多く含んでいる為、トイレ後のお手洗いを疎かにしてしまうと二次感染が広がる恐れがあります。
日頃からのお手洗いはもちろんですが、定期的に検査を行って感染を広げない対策も大切です。

大量調理施設衛生管理マニュアル(厚生労働省ホームページより)

<上記マニュアルより抜粋>
調理従事者等は臨時職員も含め、定期的な健康診断及び月に1回以上の検便を受けること。検便検査注7には、腸管出血性大腸菌の検査を含めることとし、10月から3月までの間には月に1回以上又は必要に応じて注8ノロウイルスの検便検査に努めること。

注7:ノロウイルスの検査に当たっては、遺伝子型によらず、概ね便1g当たり10⁵オーダーのノロウイルスを検出できる検査法を用いることが望ましい。ただし、検査結果が陰性であっても検査感度によりノロウイルスを保有している可能性を踏まえた衛生管理が必要である。
注8:ノロウイルスの検便検査の実施に当たっては、調理従事者の健康確認の補完手段とする場合、家族等に感染性胃腸炎が疑われる有症者がいる場合、病原微生物検出情報においてノロウイルスの検出状況が増加している場合などの各食品等事業者の事情に応じ判断すること。

検査方法

リアルタイムPCR法

高感度の遺伝子検査方法です。厚生労働省「大量調理施設衛生管理マニュアル」にも対応した検査方法になります。

検査手順

1
申込書の記入・提出
ノロウイルス検査申込書を当ホームページよりダウンロード後、
必要事項をご記入頂き、担当営業所までFAX又はメールでお送り下さい。
申込書ダウンロードはこちらへ

2

検査容器等の資材発送
検査容器等の資材一式をお送りします。
※ご到着の目安はノロウイルス検査申込書受領後、5~6営業日頂きます。

3

検体回収・発送
お客様にてスケジュールを組み、検体を採取・回収して下さい。
弊社からお送りした検体返送用封筒等に検体を入れてお送り下さい。

4

随時検体検査
弊社に検体が届き次第、随時検査に入ります。

5

検査成績書発行
結果判定後、検査成績書を発行、原本のご郵送をします。
※万が一、陽性判定となった場合は取り急ぎお電話でご連絡します。