直接塗抹法 | 本法は、鉤虫・東洋毛様線虫など産卵数の少ない寄生虫卵の検出には適しない。桿線虫の幼虫は本法により見いだされる。 |
集卵法 | AMSⅢ法は、日本住血吸虫卵・肺吸虫卵・鞭虫卵等の検出にすぐれているが、線虫卵には不適である。 |
浮遊法 | 糞便の比重はおよそ1.3~1.5であり、比重1.25より軽い線虫卵や原虫シストを適当な比重の塩類溶液を用いて糞便より分離浮上せしめることができる。ただし原虫シストは硫酸亜鉛以外の塩類溶液では破壊される。 |
セロテープ法 | 主として蟯虫卵の検出に使用されるが、無鍵条虫・広節裂頭条虫の虫卵の検出にも応用される。 |
寄生虫卵検査
平成28年度以降、学校保健安全法からぎょう虫卵検査の義務化から外れましたが、現在でも検出率が高い地域もあり、検査を継続している自治体もございます。4~6月頃プール前の検査を推奨しております。
その他の寄生虫卵も国内の検出率は激減しております。ただし、発展途上国では日本と比べて検出率も高く、海外からの出入国時や、輸入品から感染する場合もあります。