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Wild Boar CSF & ASF Testing Service

ジビエ専用 豚熱(CSF)・ アフリカ豚熱(ASF)検査サービス

私たちは、狩猟で捕獲されたイノシシを対象にした、ジビエ専用の検査サービスを開始します。
手頃な価格で利用でき、Webアプリから検査の進み具合や結果をリアルタイムで確認できるので、安心してジビエを活用いただけます。

なぜ検査が必要なの?
近年、ジビエ料理やイノシシ肉の利用が広がっています。
その一方で、豚熱(CSF)やアフリカ豚熱(ASF)といった病気への対策や、地域での感染状況を見守ることがとても大切になっています。
さらに、豚熱感染確認区域で捕獲された野生イノシシの食肉利用(以下「ジビエ利用」)については、「豚熱感染確認区域におけるジビエ利用の手引き」(令和3年4月1日付け 2消安第6357号・2農振第3720号通知)により、ジビエ利用の要件の一つとして豚熱及びアフリカ豚熱ウイルスの遺伝子検査を実施することが求められています。
当社はこの要件に対応したジビエイノシシ専用の検査システムを整え、ハンター・ジビエ施設・自治体の皆さまが「手間なく・適正なコストで・すぐに結果を確認できる」仕組みを提供しています。

豚熱(CSF)・アフリカ豚熱(ASF)とは?

豚熱(CSF:Classical Swine Fever),アフリカ豚熱(ASF:African Swine Fever)は
どちらも豚やイノシシがかかるウイルス性の病気です。
発生すると高い致死率につながり、養豚業や地域の畜産に大きな影響を与えます。
ただし、これらの病気は人には感染しません。感染した豚やイノシシの肉を食べても、人の健康に影響はないとされています。
それでも、畜産業を守るためには野生イノシシの検査やモニタリングが欠かせません。

ポイント

  • CSF・ASFは「豚・イノシシ」の病気
  • 人には感染しない・人の健康には影響しない
  • しかし、家畜防疫と畜産業への影響は大きいため、野生イノシシの検査・モニタリングが重要

当社の検査サービスでできること

  1. ジビエとして利用する前の安全性確認
  2. 地域における感染状況の把握(サーベイランス)
    このサーベイランス事業は農林水産省が主体となって全国で行われており、自治体やハンターの協力によって継続的に検査が進められています。
    さらに、当社は「野生イノシシにおける豚熱及びアフリカ豚熱の検査を外部検査機関へ委託する場合の基本的な考え方について」(令和3年11月22日付け 3消安第4354号)に基づき宮城県の認定を受け、宮城県が定める実施要領に沿って検査を行っています。
    これにより、国や自治体の取り組みと連携した、信頼性の高い検査体制を実現しています。

特徴1:ジビエイノシシ専用の検査フロー

狩猟で捕獲されたイノシシのみを対象とした専用の検査フローをご用意しています。

特徴2:徹底したコストカットによる低料金設定 

「継続的な検査」「複数頭の一括検査」にも取り組みやすい、現場目線の価格帯を目指しています。

特徴3:Webアプリで検査状況・結果をリアルタイム確認

専用のWebアプリケーション上でステータスをリアルタイムにPCからいつでもチェック可能です。

特徴4:検査会社による一貫した品質管理

検査専門機関として培ってきたノウハウを活かし、検体受領・検査・結果報告まで一貫した体制で行います。
「結果の信頼性」と「現場での使いやすさ」の両立を目指し、安定した検査サービスをご提供いたします。

検査対象・ご利用いただける方

検査対象(何を検査できるか)

本サービスで検査の対象となるのは、
狩猟により捕獲された「野生イノシシ(ジビエ)」のみです。

家畜として飼養されている豚や、その他の動物は
本ページの検査対象には含まれておりません。

ご利用いただける主な方々

本サービスは、以下のような皆さまにご利用いただけます。
ハンター・狩猟者の方
  自ら捕獲したイノシシの安全性を確認したい場合
猟友会・狩猟団体
  団体単位での一括検査やモニタリングに活用したい場合
ジビエ処理施設・食肉処理施設
  搬入されるイノシシの検査体制を整えたい場合
自治体・関係機関
  地域のCSF・ASFの状況把握や、事業としての検査委託を検討されている場合 など
※ジビエイノシシの検査を受けるには都道府県からの認可が必要となります。事前に各自治体へお問い合わせください。

検査の流れ

本サービスでは、Webアプリでの依頼登録 → 採血 → 発送 → 結果確認まで、
できるだけシンプルな手順でご利用いただけるように設計しています。
初めての方でも、下記の流れに沿って進めていただければスムーズに検査を行うことができます。

ステップ1:Webアプリで検査依頼を登録

まずは、当社がご提供する専用Webアプリケーションにログインし、検査依頼情報を登録します。

  • 捕獲日
  • 採取予定日
  • 採取場所(市町村・猟区など)
  • 個体情報(性別・概ねの体重・識別番号など)

を入力していただくことで、後の結果管理・履歴確認がスムーズになります。

※Webアプリのご利用方法やアカウント発行については、別途ご案内いたします。

ステップ2:イノシシから血液を採取(採血)

検査対象となるイノシシから、採血管を用いて血液を採取していただきます。

  • あらかじめ指定の採血管をご用意ください
  • 採取量や推奨部位などの詳細は、「採取マニュアル」にてご案内します
  • 採取した採血管には、個体を識別できるラベルや番号の記入をお願いします

採血後は、なるべく速やかに冷蔵保管し、発送準備に移ってください。

ステップ3:検体の梱包・発送

採取した採血管は、破損防止と温度管理に配慮したうえで梱包していただき、当社指定の送付先までお送りください。

  • 採血管は緩衝材等で保護してください
  • 必要に応じて保冷剤を同梱し、直射日光・高温を避けて発送してください
  • 同梱書類として、Webアプリで発行した依頼票や、個体情報一覧をお入れください

発送に適した曜日・時間帯については、検体の滞留を避けるため、別途ご案内いたします。

ステップ4:当社での検体受領・検査実施

検体が当社に到着しましたら、Webアプリ上のステータスが「受付」に更新されます。あわせて、検体の状態や本数を確認し、問題がなければ検査工程に進みます。

ステップ5:検査結果の確定・Webアプリでのリアルタイム確認

検査が完了すると、ステータスが「結果判定」に切り替わり、Webアプリ上から結果をご確認いただけます。

  • 個体ごとの検査結果
  • 結果確定日
  • 過去の検査履歴

などを、PCからいつでも閲覧可能です。猟期に多数の検体をご依頼いただく場合でも、どのイノシシがどの状態かを一覧で把握できるようになっています。

ステップ6:報告書の発行(必要に応じて)

必要に応じて、提出用の検査成績書・報告書をWEBアプリ上から発行できます。

  • 自治体・関係機関への提出
  • 施設内での記録保管

など、ご利用目的に応じて発行が可能です。

「Webで依頼 → 採血して送る → アプリで結果確認」
というシンプルな流れで、ジビエイノシシのCSF・ASF検査を実施いただけます。
詳しい採取・発送方法やWebアプリの操作方法については、
導入時にあらためてご説明いたします。

よくあるご質問(FAQ)

Q1. 豚熱(CSF)やアフリカ豚熱(ASF)は、人に感染しますか?

A. いずれも豚やイノシシの病気であり、人には感染しないとされています。
CSF・ASFに感染した豚やイノシシの肉を誤って食べたとしても、
人の健康に影響が出ることはないとされています。

ただし、家畜伝染病としては大きな被害をもたらすため、
野生イノシシの検査・モニタリングは非常に重要です。

Q2. 検査料金はいくらですか?

A. 本サービスの料金は、継続してご利用いただきやすい価格帯でのご提供を予定しています。
ただし、具体的な金額はご利用頭数やご契約形態(継続利用・スポット利用 など)によって変動いたします。
詳細はお問い合わせください。

Q3. 1頭だけの検査依頼も可能ですか?

A. はい、1頭からでもご依頼可能です。
個人のハンターの方による単発の検査から、猟友会・ジビエ施設・自治体さまによる多数頭の一括検査まで、
頭数規模を問わず対応いたします。

複数頭をまとめてご依頼いただく場合には、検体管理や結果管理をWebアプリ上で一覧表示できるため、
より効率的に運用していただけます。

Q4. 検査結果はどのくらいで分かりますか?

A. 通常は、検体到着後、一定の検査期間を経て結果を確定いたします。
具体的な目安日数は、
1.ご依頼件数
2.猟期などの集中時期かどうか
3.契約内容

によって変わるため、導入時にあらかじめ協議のうえ設定させていただきます。

なお、検体の受付から検査中・結果確定までの進捗は、
Webアプリ上でリアルタイムに確認していただけます。

ジビエイノシシの安全な利活用と、地域の養豚・畜産を守っていくためには、
CSF・ASF検査体制を「無理なく継続できる形」で整えることが重要です。

当社は、現場でイノシシと向き合うハンターの皆さま、
ジビエ施設や自治体・関係機関の皆さまとともに、
負担を抑えた検査と、分かりやすい情報管理を継続的にサポートしてまいります。

サービス内容や運用方法、料金の目安など、
まずは小さなご相談からでも結構です。
どうぞお気軽にお問い合わせください。

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